京都市上京区、北大路通りと鞍馬口通りの間を東西に極太に走るのが紫明通り

北大路通りが華やかな体の表側だとすれば、鞍馬口通りは下町的な裏通り、そして紫明通りは曲がりくねっていながらしっかりとしている脊髄です。

地図で見れば、本当に脊髄のように見えるから面白いです。

その紫明通りは京都のローカル喫茶店分布図に置いてもまさに脊髄

堀川通から賀茂川という比較的短い距離の中にローカル喫茶店が8軒。

しかも、どこもこしこも濃ゆいキャラ

ぼくはここをローカル喫茶店の聖地と呼んでおります。

そしてそんな紫明通りの中でも中心的な喫茶店がこちら「喫茶 花の木」。

かつて高倉健が映画撮影の度に通ったという店内は薄暗く、飴色と琥珀色の落ち着いた空間。

まるでアンティークの宝箱に迷い込んだかのような、きらびやかでいて渋みのきいた輝きを放っています。

壁紙といい床の千鳥模様のタイルといい、黄金色のテーブルといい、何一つ調和を乱すものがありません。

コーヒーも軽食もしっかりと美味しい。

特にクロワッサンサンド。

金色のテーブルにコーヒーを置いてクロワッサンサンドを頬張れば、極楽浄土に南無阿弥陀仏。


かつて昼時になると花の木には行列ができたというのも頷けます。

カウンターの中のジャン・ギャバンのポスターは「この喫茶店に合うから」と高倉健さんから突然贈られたものだそうです。

彼は店が閉まる時間になってはスタッフ十数人引き連れてやってきて貸し切りにして夜な夜な宴会をしていたそうです。

一度、『黄色いハンカチ』の撮影の時、高倉健さんが吉永小百合さんが連れてやってきたときは圧巻だったそうな。

「で、その時、健さんが座ってた席が、いまお兄ちゃんが座っている席よ。」とママにいわれ、ぼくの尻は1cm浮きました。

花の木に立ちこめる独特の背筋が伸びる雰囲気は、そんな伝説が今も息づいているからでしょうか。

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喫茶 花の木

京都市北区烏丸紫明東入る北側(地図)

鞍馬口駅から徒歩5分、北大路駅から徒歩6分

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北大路駅から鴨川に向かって5分。北大路橋の手前でふと左を見れば、ありましたハセガワ。
コーナーのお弁当のテイクアウトにはいつもお客さんが並んでいて、明らかに旨そう。
やはりここのお弁当は有名だそうです。

前を通る度、いつも入りたいと思っていたのですが、いつも定食を食べられるほどの手持ちがない。貧乏なのです。
しかし、しかし、死ぬほど寒い日、ついに暖を求めて重厚な木の扉を押したのであります。

入り口の狭さとは裏腹に、とても広々とした店内。
そして清潔。

スペシャルランチ(12,00円)をオーダー。
メニューいわく、エビフライ・ステーキ・から揚げ・スパゲティとごはん、サラダ、ついでにみそ汁までついているという。
値段も安い。

それがこれ(写真)

噂通り、旨いです。
どの料理を食べても、どこを切っても金太郎。
美味しい。

しかし、店を出ると猛吹雪。
京都はこの後、積雪10cmしたのでありました。

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ハセガワ
北区北大路橋西詰小山下内河原町(地図

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