純喫茶ユニ [壬生寺]
11月 19, 2008
ここは、壬生。
京福電車の線路をくぐり、ガタゴトする音が遠ざかってきた頃、ふと左を見ると思いがけず喫茶店。
「ユニ」。
下町の交差点にこじんまりと立つ姿に一目惚れ。
まさしく”街角”喫茶と呼ぶにふさわしい街角具合。
開いているのか開いていないのか不安になる真っ黒なドア。
不気味なスモークシート。
隠されれば隠されるほど魅力的に見えるのは、鶴が恩返しする時代からの常識。
埋蔵金を掘る糸井重里は、つまり喫茶店を開拓するぼくと同じ。
そして、意外にも中に入るとラジオの流れる明るい空間であるのも、それはそれでいいのです。
懐古趣味的に”つくられた”空間ではなく、お客さんのことを考えているうちに自然とそこに流れ着いたという空間だからです。
お客さんにとって居心地がいいように、花を生けたり、音楽を流したり、テーブルをピカピカにしたりすることは、ごく自然で、その喫茶店が”生きている”証拠なのだと思います。
ぼくの少し後に、財布ひとつ持ってエプロン姿のお母さんがやってきました。
それが喫茶店が”生きている”ということではないでしょうか。
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純喫茶ユニ
京都市中京区壬生高樋町(地図)
純喫茶 音 [JR二条]
11月 19, 2008

今日は、喫茶店散歩。
北区在住のぼくは、一路南へ。
目指すは「壬生」。
と、その道中に現れた純喫茶「音」。
1階には自家焙煎の珈琲豆販売所もあり、間違いなく美味しいコーヒーが待っている気配。
しかも、現代風な珈琲豆販売所とは一線を画し、2階の喫茶室はただならぬレトロな存在感を御前通りに滲み出しています。
渋いレタリングに、カラフルなかき氷が並んだショーケース、「囲碁 1席500円」なる立て札、うーん、地元の喫茶人たちの匂いがしてきます。
同じレタリングで「音」と書かれたこげ茶の扉を開けると、マスターが席に腰かけ、常連さんと話しています。
「コーヒー一杯もらえますか?」
「ええ、ええ。」
琥珀色の店内。照明は暗め。
落ち着いてコーヒーを味わうための暗さ。
コーヒーを注文してから到着するまでの時間。
この時間、何をしたらいいんでしょうか。
さっとスポーツ新聞に手を伸ばしてみようか、とか、手帳を出して日記でもつけようか、とか色々考えてみるけれど、日記をつけるには朝の10時半は早すぎます。
やっぱり何をやってもぎこちない気がして、結局、ただただ座っているのです。
そんなわけで、ぼくは店内を見渡したり、弱いため息をついてみたりしながら、ぎこちないぼくと新しい喫茶店とがゆっくり調和していくのを楽しむのです。
とか、そんなことを考えていると、ほどよい時間にてコーヒーが運ばれてきます。
予想通りに美味しいコーヒー。
今日の始まりがこの一杯ということは、今日は何かいいことがありそうです。
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純喫茶 音
京都市中京区御前御池上る船塚町(地図)





