同志社大学に夜の帳が下りる頃、校門から解き放れたはらぺこ学生達が吸い込まれていくのは、天下一品!

今日の疲れを癒し、明日の活力を蓄えるため、天下一品のこってり大盛、学割で!と注文するわけです。

が、その天下一品の奥に実は一軒のスナック喫茶店があるのはご存知でしょうか?

怪しく今出川通りに浮かび上がる「五番街」の文字。

腹ペコで吸い込まれるのとは別の意味で吸い込まれそうな雰囲気が渦巻いています。

夕闇時、扉を開けると、いつしか火曜サスペンス劇場で見た、あの日の郷愁のスナック。

真っ赤な絨毯、カラオケスペース、カウンター、と3人のママ。

常連のスーツの方がおもむろにカウンターに腰掛けると、「今日はビールから始める?」とママ。

2階は雀荘。

この方も同志社大学で青春を過ごしたOBさんなのでしょうか。

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五番街
京都市上京区烏丸今出川西入る南側(天下一品の奥)
地図

img20060917_p「10年前に、五条駅の裏手にディープな喫茶店がありました。今もやっているのでしょうか?」

このブログを始めてちょうど8ヶ月の日にこんな素敵なコメントが届きました。
「ディープな」という形容詞にいたく弱いぼくは早速ディープな薄ら笑いを浮かべながら未だ見ぬ喫茶店に想いを馳せるのでありました。
こーゆーのって、なんだか宝の地図を渡されたような気分でワクワクしません??

しかも!今回は情報を下さった橋本哲三さんのブログとの連動企画!!!素晴らしい。
当ブログのレポートに合わせ、橋本さんの当時の思い出を語っていただいています。
↓併せてどうぞ↓

(from「橋本哲三が書く『雑』ずいひつ」)

さて、宝の地図を渡され今にも走り出しそうなぼくだったのですが、これこれしかじかしている内に約1ヶ月の時が流れました…。汗
そして、そろそろディープな笑みを浮かべるのにも疲れてきた頃、ついにぼくは五条へと出発したのです。

img20060917_1_p指示された場所(スーパーホテルの裏手)に行ってみると、あらまぁ、入り組んだ路地だこと。
こりゃ期待ができますなぁ。
と考えているのも束の間、わわ、発見しちゃった!

「1F喫茶・AZUSA 2F麻雀・梓」

ほほう、その佇まい、まさしく「ディープ」。
ほっそ〜い路地にひっそり立ち、何故か黄色いサイレンがクルクルと回っています。
「2F麻雀」の文字も怪しげな雰囲気に花を添えています。
コワイ人達が溜まってたらどうしよう、とか、一瞬躊躇うこの感じ、たまらんです。

生唾を一回飲み込んでから、恐る恐る扉を開ける。
そして暗〜い店内に吸い込まれるように入っていくと、不意に後ろから声が。
「いらっしゃい」
振り返ると、窓際で本を読むおばあさまが。アズサさんでありましょう。

店内は、今まで行った喫茶店の中でもなかなか暗い方で、大きすぎずこじんまりとちょうど良い広さ。
img20060917_2_p奥の席にはテトリスだかインベーダーだかのアーケードゲーム。
カウンターの上にはサイフォンが3、4個並び、テーブルの上には珈琲豆をあしらった可愛らしい灰皿が。
いやはや、時が止まったような空間とはこのことです。

ぼくは席に着いて、お腹が減っていたのでモーニングみたいなものはないか聞くと、
「あー、食べ物はないのよ。良かったら近くのパン屋さんで好きなものを買っておいで。うちは全然構わないし。」
とのこと。
なんてフリーダムなんだ。

教えられた通りの道をゆくと、これまた老夫婦がやっているローカルなパン屋さんが出現。
そこでクリームパン云々を買いまたAZUSAに戻ると、ママさんがぼくのためにゆっくりサイフォンでコーヒーを淹れてくれています。
贅沢ってのはこうゆうことを言うんだろーなー、とか老けたことを考えつつ遅めのモーニングをとったのでありました。

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喫茶AZUSA
下京区烏丸五条下る二本目西入る鍵屋町(地図)←間違えていました!
正しくは、
下京区烏丸五条下る三本目西入る下諏訪町(地図
です。申し訳ありませんでした!(2006.9.19)

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